VBAはマイクロソフトオフィスに搭載されているプログラムです。そのため、IT業界の人だけに限らず、オフィスソフトを使っている職種の方であれば、比較的なじみの深い言語なので、挑戦している方も多いと思います。昔からある言語ですが、この言語をできるようになっても、プログラマーとは言えないと評価する人がいるのも事実です。
VBAはプログラマーじゃないと言われる理由
VBAはプログラマーじゃないと言われる理由があります。それは以下のようなことがあるからです。開発の仕事にしては学習方法も簡単で、事務職でも簡単にできてしまいます。コードの勉強も学ぶ量が少なく、理解が難しいものではありません。
取得難易度が低い
VBAはC言語やJavaなど、他のプログラミング言語に比べると取得難易度が低いです。つまり比較的簡単に取得できることから、専業のプログラマーからすると他の言語と比較して、単価も安いですし、評価も上がることはないと言われています。業務でエクセルをやっている人であれば、イメージができるためすぐになじみます。良い意味で簡単で未経験でも学んでいけます。
給料が安い
実際のところVBA案件のフリーランスは月収40万～50万くらいで、Pythonなどになればこの倍くらいはもらえる案件があります。VBAはどうしても取得難易度も低いことと、新卒のプログラマーでもすぐにできるようになってしまうので、付加価値がなかなかつきません。VBAの難関資格などもあまりないため、マクロ知識があれば内容を理解して作ってしまうことも簡単です。
見下すプログラマーが多い
VBAは他の言語との組み合わせで習得したり、オプションで習得する方がほとんどで、メインにする方がどうしても少ないです。そんな背景もあるため、いくつもの言語ができるプログラマーはVBAしかできないプログラマーを見下す傾向にあります。企業ではjavaやphp環境が主流で、VBAとなると市場価値が落ちるため、使えることがあっても仕事の管理くらいにしか使えません。
他のアプリケーションを動かすことができない
VBAはMicrosoftのオフィスでしか動くことはありません。VBAはあくまでMicrosoft office製品内で利用できる言語であり、他のアプリケーションを動かすことはできません。あくまでExcelを利用する事務作業者やプログラミング初心者のための言語であり、システムを作るものではないという認識が一般的です。visual basicなどの基礎がわかる人であれば非常に覚えやすいです。
VBAプログラミングをすることのメリット
VBAにはメリットもあります。今でもいろいろな職場で活躍できる可能性はあるのです。javascriptやruby、c#などと比べても難易度は低いです。
自動化ツール
システム開発では、多くの資料をOfficeのソフトで作成します。作られた資料を元に、自動で処理を行うツール機能を作成することがよくあります。VBAを駆使することにより簡単なルーティン作業を削減できる可能性は十分あります。経験があれば作成するのは簡単。webなどにヒントも多くあります。活用することで業務効率化を求められます。
初心者向け
VBAは比較的難易度が低いプログラムになるため、初心者にもなじみやすい一面を持っています。そのため、最初の第一歩としてVBAを選択することで、プログラミングに対するアレルギー反応を取り除くことができます。複数あるデータベースソフトなどに比べると操作が簡単。役立つレベルに到達するのも早いです。関数などが分かればすぐに習得できます。
大量のデータ処理
VBAを使用できれば、ExcelやAccessで大量データでも早く正確にチェックすることができます。これにより事務の方などはツールなどを使うことで面倒なチェックがすべて簡単に行うことができるようになります。もちろん初めての方でも書籍などで学び、それぞれ覚えていけます。コーディングも自由度が高いです。
VBAはフリーランスでもやっていける
以上のようにネガティブな印象を与えているVBAプログラマーですが、フリーランスにもなることはできます。勿論他の言語に比べると、単価は安いので不利になりますが、案件自体は溢れていますので、あまりネガティブになる必要はないでしょう。フリーランスエージェントに登録すれば仕事はいくらでも紹介されます。
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