フリーランスITエンジニアは、キャリアパスがどうなっていくのか、気になっている人は多いのではないでしょうか。実際にフリーランスに転身しても、何も上積みが期待できないのであれば、そもそもフリーランスになりたくないという方も多くいます。
フリーランスのキャリアパス
フリーランスと言うと、今自分が持っているスキルで目先の仕事だけをこなしていくという印象を持っている方が多いのではないでしょうか。フリーランスになる場合はそれ相応のスキルは必要とされますが、そこから更なる上積みは可能なのでしょうか?これはその人のスキルや志向によっても差が出てきます。企業で働きたい方は会社内でキャリアパスの相談がありますが、フリーランスは種類、方向性を自力で考える必要があり重要です。
スペシャリストになりたい場合
スペシャリストになりたい場合は参考として最新言語を抑えておきましょう。swift、c#、go、python、java、php、javascript、rubyなど無料でさまざまな学習も可能ですし、種類も多くできると活用することでリモートや副業の獲得で単価の高い開発専門プロジェクトができるようになります。モチベーションもあがりますし、コンサルタントや管理などへのキャリアアップ転職もできますので活躍できるフィールドがあります。時間があれば将来大きく役立つ大切な資格取得も意識するといいでしょう。
キャリアチェンジをしたい場合
もし、いまあなたがネットワークやサーバーエンジニアをしていて、これからフリーランスプログラマーとして仕事を未経験で受注したい場合はかなり厳しいといえるでしょう。これはキャリアチェンジに当たり、フリーランスではなかなか厳しいのです。これはフリーランス自体が未経験を想定していないケースが多く、ある程度の経験者を想定しているからで、仕事にそもそもありつくことができません。この場合はフリーランスではなく、会社員に戻った方が良いでしょう。
上流工程にチャレンジしたい場合
例えば、強みとなるスキルが既に存在しており、プログラマーとして実績を持っている方が詳細設計、基本設計と、上流の仕事にチャレンジしたい場合は、フリーランス案件でも十分に実現が可能です。これはベースとなるスキルを活かす仕事でもあり、そこからプラスアルファとして上流工程にもチャレンジできるということで、エンジニア側にもメリットがあり、クライアント側も意欲を買ってくれる傾向にあります。
会社経営者になりたい場合
現在フリーランスとして個人事業主をしている方が会社経営をしたいという例も良くあります。この場合はフリーランスをやめる必要があります。エンジニアとしてのスキルと会社経営のスキルは違う分野になるからです。経営者になると、フリーランスの時よりも厳格な経営への取り組みが求められます。そのため、フリーランスとしてのキャリアを続けてもこの願いが成就されることはありません。全体の難易度は高いですが状況によっては成功している人もいます。
スキルアップは必要なものなのか?
IT業界では常に新しい技術開発などが行われている為、ITエンジニアとして生き残っていくためにはスキルアップは必要不可欠。特にこれからは人間との競争だけでなく、AIとの競争にもなっていきます。ITエンジニアが求められるスキルや技術・プログラミング言語なども日々変化しています。昔はパソコンしかありませんでしたが、いまではスマートフォンやタブレットがあるのが当たり前の時代になっています。時代の変化についていけるようにしなければなりません。
スキルアップで年収アップは可能?
業界の変化に対応し、スキルの幅を広げていくことで、フリーランスのエンジニアは年収アップが可能です。特に新しい技術やプログラミング言語はまだ使える人が少ないため、希少価値があるため、高い報酬を期待できる傾向にあります。とはいえ、無限に年収は上がるわけではありません。フリーランスのエンジニアは労働収入であり、多様で幅広いスキルがあっても税金もあり、市場の相場があるため、考慮されてしまいどこかで頭打ちになってしまいます。この点は把握して理解しましょう。
3つの方向のキャリアパス
フリーランスのエンジニアは様々な道が残されていますが、主に分類すると以下の3つがあります。自己分析をしたうえでどんな役割の仕事をしたいのか考えましょう。それぞれ全体的に人手不足なので選択肢はとても多いです。もちろん常に学習は必要になり、方向性によってはシステム開発の具体的なキャリアプランが見えてきます。
スペシャリスト
スペシャリストとはある特定の分野、言語などに特化したエンジニアを指しています。エンジニアとしての経験を積んで専門性を高めていく必要があるため、最終的な終着点は技術面で特化したエンジニアになるということです。特にプログラマーであれば、高い付加価値をつけることができるようになります。現状の維持よりも柔軟に新しい言語を身につけて活かし、努力していけるタイプが向いています。年齢や人脈よりも自身の能力ありきで生きていく人です。
ゼネラリスト
ゼネラリストの選択はイメージとして何でも屋にあたります。条件とわずゼネラリストは広い知識を満遍なくこなすことができますが、スペシャリスト程の腕はありません。しかしゼネラリストの強みは色々な分野を合わせて手掛けることができるため、仕事を失うリスクがありません。これに付け加えてプロジェクトマネージャーなどのポジション経験があればまずは、長期で失職することはありません。自己で実務レベルを高めることで保険をかけているわけです。
マネジメント
マネジメントはその名の通り、管理職に当たります。しかしこの職種は交渉力やコミュニケーション能力に優れていなければならないため、ITエンジニアの内気な性格の方にはあまり向いていない役職とも言えるでしょう。しかしマネジメントを担うキャリアパスを目指せば高年収も期待できるようになります。一つの運営事業に支援ができる方、課題解決をして結果を出せる方に向いています。つながりなどで仕事を確保していけるタイプです。
キャリアパスの考え方はどのようなものがあるのか?
キャリアパスの考え方にはいくつかのポイントがありますので紹介します。現場のマネージャーになるにしても、アプリケーションの開発の担当になるにしても進めるにあたってコツがあり参考になります。個人で近年成功している方はこれらを踏まえて次につながる印象があります。カテゴリーによりますが、組織では自ら判断して提案し評価を受けると言うサイクルを繰り返してみることも重要です。効果が出たりでなかったり、数多くの結果が見えてきます。
自分の適性
エンジニアとはいえだれでもそうですが、自分の適性というものがあります。創作が好きな人、チェックすることが好きな人、構築することが好きな人など人間はみんな同じではありません。自分には何が最も向いているのか、強みとなっているのかをまず分析してみましょう。
目標設定
フリーランスエンジニアは、刺激を受ける同期や叱咤激励してくれる上司という存在がないため、明確な目標がないと、段々目先の仕事を片付けるだけの惰性で仕事をするようになり、次第には飽きてしまい辞めてしまう人もいます。明確な目標を設定しておかないと、長続きしなくなり、キャリアの形成ができません。
市場価値
フリーランスエンジニアは市場価値を知っておく必要があります。自分はこの仕事ならどれくらいの報酬がもらえるのか、そしてあとどれくらいがんばればどこまで行けるのかを知っておく必要があります。これを知ることにより足りないところもわかるようになりますし、対策も打てるようになります。マイルストーンを作成することができるようになります。
コミュニティ
コミュニティに参加することで新しい世界が見えることがあります。自分のスキルだけが世界のすべてではありません。新しい人と出会うことにより新しい発見があり、もしかしたら新しいスキルに挑戦したくなるかもしれません。外の刺激を受けることも大事です。そして色々な人の意見を吸収することで新しいキャリアパスが生まれる可能性があります。
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